なぜ画像診断をしても「異常ありません」といわれてしまうのか その2
- 石田 航也
- 2019年11月11日
- 読了時間: 1分
前回の記事を読んでから読んで頂きたいです
さて
ではなぜ画像診断で20%の人しか原因が中々わからないのか
痛みと画像で誤差が生まれてしまうのか
それは静止画像だからです
患者様それぞれ痛みが出る動作や角度があります
常に痛むとおっしゃる方もいらっしゃいますが痛みの強弱は必ずあります
「この動きをすると痛みが増す」「この体勢なら少しラク」などです
動きのない(つまり痛みのない)状態の静止画像
動きの流れの中での痛みを訴える患者様
この2つを比べてしまえば大きな誤差が生じてしまうのは明らかです
そのため
診察を信じてせっかく手術をしたのに
1年が経つ程でまた同じような症状が出始めてしまった
というような悲しい報告が後を絶たない訳です
当院では動作の中での症状の場所や増減、1日の生活リズムから食事まで
患者様のご迷惑にならない範囲でいろいろなことを聴かせていただきます
それは
静止画像から得られる情報より
患者様の声から得られる情報の方が遥かに多く治療に有益だからです
そこから原因を導き出し
その原因にあった治療をさせて頂いております
ですので
「異常がありません」と言われたかたは
まずは鍼灸治療を受けてみてください
手術を選択肢にいれるのはそのあとでも遅くないです
Comments